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不登校と向き合うということ 2 朝の欠席連絡
こんにちは。アート英語学苑の海住さつきです。
「不登校と向き合うということ」2回目は「朝の欠席連絡」について書いていきたいと思います。
今日は何となく学校へ行きたくない、
そんな時、正式に「欠席」を決めるまで、本人と家族にはたくさんの決断が必要です。
1 本人が今日は行きたくないという気持ちを自分の中で固める。
2 家族に行きたくないということを告げる。
3 家族は理由を尋ね、行けるのではないかと説得しようとする(熱がなければいけるだろうというのが最初の反応なので)。
4 ぐずぐずしている間に時間切れとなり、家族は学校に電話連絡をしなければならないので、とりあえず「体調不良」ということにする。
5 学校に連絡し、正式に欠席が決まる。
6 本人としては、一日の猶予をもらったことになりホッとするが、なぜ学校に行きたくないのかという話を家族としなければならないという重荷を背負う。
学校に行かないという選択は、朝バタバタしている家族にとって想像以上に重い。
電話連絡をしなければならないくらいなら、無理して行ったほうがラクだという気持ちになりそうだ(もし本人が電話しなければならないのならそうなるかもとすら思う)。
ただ、この時点では、まだ「不登校」は確定していません。
ただの体調不良の欠席です。
これが、何日か続きます。
毎日、欠席連絡をしている間は、まだ「不登校」確定ではない。
「不登校」というのは、家族も学校もそう認めてはじめて決定し、連絡なしで休めるようになる。
「不登校」が確定する前に、この中途半端な状態にどれくらい耐えられるか、家族は試されるのです。
朝、学校に欠席連絡するというのは、案外荷が重い。
なぜなら、決して事務的な電話で終わらないからです。
担任の先生になんといえばいいのか、家族間で統一見解が必要になるため、
だいたい親子喧嘩になります。
学校に行きたくないという時点で、
本人は学校に対していい思いは抱いていないはずですが、
学校の対応によって、
嫌な気持ちが増幅することがあります。
これまで私が聞いた中で最速は、
朝の欠席連絡を一週間続けた結果、
担任の先生から、
「朝の忙しい時間帯に電話もらってもこちらも困るので、もう電話連絡はいいです」
と言われたという事例でした。
まだ、本人も家族も「不登校」の事実を受け入れてはいないのに、
ばっさり切り捨てられた気持ちがしたことでしょう。
次回は、
「長期欠席」から「不登校」へと気持ちがかわっていく過程について書いていきます。
アート英語学苑
海住さつきでした。
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