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不登校と向き合うということ 3 不登校を宣言する時
こんにちは。アート英語学苑の海住さつきです。
「不登校と向き合うということ」3回目は、「不登校を宣言する時」について書いていきたいと思います。
文科省は「連続または断続して30日以上欠席した児童生徒」のうち、「病気や経済的理由によるものを除き、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくてもできない状況にある者」と定義しています。
欠席が続き、その理由が明確でない(つまり、いつ再び登校できるのか予測がつかない)場合、学校としては、「不登校」と分類するのかもしれません。
今回、ここで考えていきたいのは、
学校側の分類ではなく、
当事者の子どもとその保護者の気持ちのことです。
前回、学校を休む時の朝の欠席連絡がつらいというお話をしました。
朝は、ぎりぎりまで寝ている子どもを起こしに行ったら、
起きてこない。
どうもただの寝坊とは違うみたいだ。
無理やりたたき起こして行かせようとしたら、
本当につらそうだった。
泣かれてしまった。
何があったのか聞くにしても、
今は時間がない。
とりあえず、欠席の電話をいれなくては・・・
そんな決断をするのに許される時間は、
30分?20分?
たぶん、1時間はないと思う。
一日や二日なら、
「ちょっと体調不良で・・・」
でいいけれども、
3日、4日・・・と続くと、
さすがに何か新しい理由(言い訳)がないと気まずい。
そんな朝のストレスに、
家族は一体、何日くらい耐えられるものだろうか。
親としては、ものすごく迷うところだと思います。
「不登校」だと認めてしまうと、本当に不登校になって、もう二度と学校に行かなくなっちゃうんじゃないか。
だけど、毎朝、毎朝、「体調不良」の電話連絡を続けるのもつらい。
医師の診断書もとれないし。
だったら、いったん、「不登校」ということにして、
毎朝の欠席連絡を免除してもらって、
親子でゆっくり考えたほうがいいのでは・・・
「不登校」を認めるまでの葛藤、
特に、毎朝、電話連絡をする親の葛藤は深いのです。
次回は、「不登校」というレッテルをはらずに「不登校」を続けるには?
について書いていきたいと思います。
アート英語学苑
海住さつきでした。
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