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不登校と向き合うということ 9 学校へ行かずに勉強する方法
こんにちは。アート英語学苑の海住さつきです。
「不登校と向き合うということ」9回目は、「学校へ行かずに勉強する方法」について書いていきたいと思います。
学校に行くメリットの一つは、
「何も考えなくても、一日のメニューが用意されている」ということ。
お勉強だけではなく、
体育とか部活とか給食とかバランスよく準備されていて、
健康診断までやってもらえます。
不登校になってまず困るのは、
「どうやって学校に行かずにこれらのメニューを準備するのか」
ということです。
お金をかければ、家庭教師を雇い、病院で健康診断を受け、ジムで運動できるだろうけど、
普通の家庭では無理。
今は、オンラインで安く勉強できる方法もあるけど、
それは、勉強する目的がはっきりしていて(例えば、資格試験を受けるとか)、
ある程度、自分でコントロールできる場合であって、
これから、自分に何が向いているのかを探すところから始める、
あるいは、
そもそも生きていくために大切な基礎学力(いわゆる読み書きそろばん的な)を身に着けようという時に、
すべて自宅でやっていくのは相当大変なことです。
できないことはありません。
例えば、親がそれこそつきっきりで先生役を務めればできなくもない。
実際、子どもに教えるために、
お母さん自身が一から勉強して大学受験までクリアした親子を知っていますが、
どの家庭でもできることではありません。
不登校を選択することは決して間違いではないし、
子ども自身が行けないというのであれば、
それはそれなりの理由があることだから、
尊重してあげるべきだと思う。
だけど、
不登校の間にも子どもは成長していく。
不登校=何もしない、では人生は止まってしまう。
学校に頼らず、
何をどう勉強するのかを自分の手で作り上げていく体験というのは、
すばらしいものではあるが、
覚悟も必要。
学校に行かず、
自分の居場所を別の場所でみつけようという選択をした子どもを、
まだまだ社会全体がバックアップしようという体制にはなっていないので、
周りの大人たちは、
全力で子どもの成長をサポートする方法を探すべきです。
微力ながら、
私も、
個別指導の塾としてできる限りのことを今までもやってきたし、
これからもやっていきたいと思っています。
次回からは、
不登校と向き合い、成長していったたくさんの子どもたちの物語を、
つづっていきたいと思います。
アート英語学苑
海住さつきでした。
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