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文部科学省「不登校への対応について」を読む 2 適応指導教室とは

文部科学省のHPで「不登校への対応について」をみつけて読んでいますが、

驚くのは、記事が相当古いこと。

パンフレットの紹介文を引用すると、

不登校児童生徒数は年々増加し、平成13年度の国公私立の小中学校の不登校児童生徒数が13万9千人と過去最高を更新するなど、憂慮すべき状況にあることから、文部科学省では、平成14年9月に「不登校問題に関する調査研究協力者会議」を設置し、平成15年3月に報告が取りまとめられたところです。

引用元→不登校への対応について

平成15年(2003年)頃にとりまとめられたもののようです。

探しましたが、同種のものがアップデートされている様子ではありませんでした。

 

今回は、ここに注目。

6  不登校児童生徒に対する柔軟な対応
 
(1)教育支援センター(適応指導教室)の整備
  教育委員会が設置・運営する不登校児童生徒の学校復帰に向けた指導・支援を行う「教育支援センター(適応指導教室)」の設置を推進。(平成16年度 1,152カ所)

(文部科学省HPより引用)

教育委員会が「適応指導教室」を設けることが定められています。

 

適応指導教室は、

「学校に行けなくなった子どもが、再び登校できるようになることを目標として設置された教室。学校への出席扱いとなることが特徴。カウンセラーの先生や、現職の教員、元教員等が指導にあたる」

という場所。

出席の縛りがゆるく、

短時間でも参加すれば出席扱いになります。

時間割もざっくりしており、

「午前:音楽。午後:コンピューター」

みたいな感じで、

ある程度、思い思いに自分の作業に専念できる感じです。

 

不登校の原因はいろいろなので、

すべての生徒にフィットする場所ではありませんが、

1 また学校に通いたいと思っている

2 出席日数はほしい(入試の内申書の関係で)

3 家庭以外の場所で毎日行く場所がほしい

4 少人数の環境で静かに過ごしたい

5 学校の勉強が本来嫌いではない

生徒には合うのではないでしょうか。

実際、適応指導教室に通って、

結果的に不登校が解消したという例はたくさんあります。

 

適応指導教室に通うには、

学校を通じて申し込みが必要になっていますので、

担任の先生に相談してください。

 

アート英語学苑

海住さつきでした。

 

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