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不登校と向き合い成長していった子どもたちの物語 17 数学ができすぎて先生と衝突
F君の趣味は数学。
高1の時から常に東大の赤本を持ち歩き、
暇さえあれば解いていた。
そこらへんにある紙に、そこらへんにあるペンでささっと式を書けばいいので、
全くお金のかからない趣味だ。
F君は宿題とかテスト対策とかが目的ではなく、
美しい解き方を発見するのがうれしい(=純粋に数学が好き)ので、
同じ問題を何度も何度も解き、
通っていた数学の塾の先生を質問攻めにして、
「数学だけなら東大に受かる」
と言われるまでになっていた。
が、しかし、
そんなF君に悲劇が訪れる。
当然、100点だと思っていた学校の定期テストで、
大幅減点されたのだ。
理由は「授業で教えた通りの解き方ではないから」。
F君のノートを写してテスト勉強をしたクラスメート数名もまとめて先生に呼び出され、
説教された。
F君のノートをうつした友達は「これからは他人のノートをうつしません」と謝ったら許してもらえたのだが、
F君だけは「自分の解き方は間違っていない」ということを最後まで主張したので、
先生と大バトル。
結局、F君は数学の授業に出なくなり、不登校に。
数学の先生とはうまくいかなかったが、
F君の数学好きは変わらず、
結局、数学は塾で勉強し、
学校の数学の授業は聞かないことで登校を再開した。
この話には続きがある。
受験を迎え、F君もいくつかの大学を受験した。
受験のために先生に書いてもらった内申書には、
数学の成績が信じられないくらい悪く、
しかも、先生からの所見に「反抗的、やる気がみられない」など、
かなり否定的なことが書かれていた。
・・・ということで、本日の結論:
担任の先生に気に入られないと内申が悪く書かれるという都市伝説は、事実です。
幸い、F君は数学が本当にできたので、
内申が悪く書かれても、
ちゃんと合格した。
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