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不登校・保護者のカフェin松阪 2023/12/2勉強会「子どもが不登校になった時に陥りがちな魔のループ」

こんにちは。

アート英語学苑の海住さつきです。

2023年12月2日14時~15時30分、

松阪市福祉会館会議室で行われた「不登校・保護者のカフェin松阪」で、

「子どもが不登校になった時に陥りがちな魔のループ」をテーマに勉強会でお話させていただきました。

 

子どもが学校に行きたがらなくなった時、

親がまずすることは「不登校」でググること。

すると、ネガティブな情報がいっぱい出てきます。

貴重な体験談や専門家の知見もありますが、

デマに近い無責任な内容も多い。

しかし、心が弱っている時には、

強いワードに心を揺さぶられ、

病んでしまうことも少なくありません。

次に、不登校の原因を探り始めます。

ここで、なぜか親は子どもに原因を尋ねるのではなく、

ググった内容や人に聞いた話にひきずられ、

多くの場合、子育ての過程に何か子どもを不登校にする原因があったのではないかと反省を始めます。

 

厳しく育てすぎたから?

甘やかしすぎたから?

いろいろ習いごとをさせすぎたから?

何もやらせてあげずに放任だったから?

 

考えていくと、

誰でも思い当たる節はいくらでもありますし、

家族の中でも子育ての方針は一致しているとは限らないので、

責任のなすりつけ合いのような家庭不和が始まったりします。

 

注意していただきたいのは、

不登校の原因を子育てに結びつけて考え始めると、

すべてが不登校の原因に思えてくるということです。

そうすると、

子育てに自信がなくなり、

子どもとどう接していいかわからなくなる。

その結果、

親の頭には「不登校=病気」という考えが刷り込まれ、

子どもと接するとき、まるで腫れ物に触るようになってしまう。

つまり、ふつうの子育てができなくなってしまうのです。

 

不登校の初期の段階では、

子どもはちょっと学校と距離を置きたいくらいの感じで、

本人もまだ自分のことを「不登校認定」していないことも多いのですが、

こうやって親の方から焦ってしまって、

子どもを「不登校という病気」にかかった病人あつかいしてしまう。

 

病人扱いされたら、

逆にその考えがプレッシャーとなり、

いよいよ子どもは不登校から抜け出せなくなってしまいます。

 

そんな状況を、

私は「子どもが不登校になった時、親が陥りがちな魔のループ」と呼んでいます。

 

 

強調しておきたいのは、

不登校は決して病気ではないということ。

子どもが学校に行きたがらなくなった時、

ググりすぎて情報過多になり、病んでしまっては、

冷静な判断ができません。

学校に行きたくない子どもにとって、

親(特にお母さん)の精神の安定はとても重要です。

ぜひ、病んでいるご自分を客観視して、

魔のループから抜け出してください。

 

アート英語学苑

海住さつきでした。

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