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不登校の子を持つ親の悩み 3 「このままでは将来が不安だから学校へ行ってほしい」という親の気持ちをぶつけてはダメ?

こんにちは。

アート英語学苑の海住さつきです。

 

子どもが不登校になった時、

親がそれを絶対に許さない、認めない理由のナンバーワンは、

「せめて高校は卒業してもらわないと就職ができず将来が不安だから」。

 

高校は卒業してほしい→そのためには高校受験がある→テストに受かる学力を身に着けてほしい→内申書の出席日数もほしい→だから学校へ行きなさい

 

たとえ小学校4年生で不登校になったとしても、

親は「不登校になって高校卒業できるだろうか?」と悩み、

その気持ちを不登校の子どもにぶつけてしまう。

 

子どもの一番身近でともに苦しんでいる母親は、

まずは子どもに寄り添う気持ちが強いので、

まっさきに将来のことを口にすることはあまりありませんが、

子育てに直接かかわらず、いわば、外から口をはさむ立場にいる父親や祖父母、親戚などは、

「不登校なんて絶対に許さない」

と言って頭ごなしに子どもとぶつかってしまい、

そうでなくても心が弱っている子どもの気持ちを踏みにじってしまうことが多いです。

 

しかし、

不登校の当事者である子どもの気持ちを考えてみると、

子どもにとっては遠い「将来」など考える余裕もなく、

「現在」を生きるのに精いっぱいで疲れている時に、

「自分にとってあるかどうかも定かではない将来」のために、

「つらい現実」をがまんして学校へ行けというのは拷問に近い。

 

・・・ということで、本日の結論:

不登校の子どもに「将来のために学校へ行きなさい」というほど不毛なことはない。

 

アート英語学苑の海住さつきでした。

 

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