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不登校の子を持つ親にできること 3 生徒はお客さんではない
こんにちは。アート英語学苑の海住さつきです。
子どもが不登校になると、
まずは、学校で何かあったのでは?と思うのが家族です。
欠席が続くと、
学校からも連絡があり、
一度、担任の先生と親とで面談をしましょうということになります。
そこで、
担任の先生からは学校での様子を聞くことになり、
子どもから聞いていた話とすりあわせて、
一体何が本当なのか、考えながら対策を練っていく流れになるのですが、
家族には厳しい現実ですが、
子どもから聞いていた話と先生の話がかみ合わないことはよくあります。
むしろ、
双方の話は全然違うと思って間違いない。
そこで、
親の立場としては、
当然、子どもを信じ、
子どもの味方になるわけですが、
ひとつ、忘れてはいけないことがあります。
子どもは学校では、生徒であり、お客さんではないということです。
お金を払っているのは親、
サービスを提供するのが学校、
生徒である子どもはお客さん、
だから、
担任の先生はお客さんである子どもの望を、
お金を払っている親の言うままにかなえるべきだ、
そんな風に考えて、
当然のように、
「クラスをかえてください」
「担任を変えてください」
「〇〇ちゃんとは席を離してください」
などの要望をあげる方がいますが、
全部、かなえられるとは思わないほうがいいです。
そもそも、
一人の生徒のクラス替えの要望に応えようと思ったら、
誰かもう一人の生徒との交換をしなければならないなど、
全体のバランスを考えてクラス替えをしている学校側としては、
簡単に、かなえることはできないし、
〇〇ちゃんと席を離しても、
次に隣になった▲▲ちゃんとうまくいかなくなったら、
また替えることはそう簡単ではありません。
子どもの話を聞いて、
それを担任の先生に伝えることは大切ですが、
学校はお店ではないので、
気に入らなかったら返品・交換が簡単にできるところではないのです。
それでも、
絶対に要望に従ってくれと学校にせまることは、
時として、
子どもの立場を逆に危うくする、
つまり、
メンドクサイ生徒だという記録を残すことになり、
再び学校に行こうと思った時に、
周囲に溶け込みづらい環境を親が作ってしまうことさえありえます。
学校が、
簡単に転校できなかったり、
一方的にクラス替え、席替えがされたりして、
子どもにとってつらい現実であるのが、そもそも問題なのであり、
そういう現実も含めて学校が嫌なので、
不登校になる子どもが多いとはいえ、
その現実を変えるために、
親が子どもに代わって学校に要望していくことで、
今、目の前にある現実はすぐには変わらないということをふまえ、
子どもにとって最善の方法は何かを全力でさぐっていくのが、
親のできることではないでしょうか。
そんなときに、
少しでもお役に立てたらと思っています。
もしも、お悩みのことがありましたら、
ご連絡ください。
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