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不登校と向き合うということ 4 不登校というレッテルをはらないで不登校を続ける選択

こんにちは。アート英語学苑の海住さつきです。

「不登校と向き合うということ」4回目は、「不登校というレッテルをはらないで不登校を続ける選択」について書いていきたいと思います。

結論から言うと、

あまり生真面目に、「学校へ行くか行かないか」の選択を子どもに迫らないでということです。

 

義務教育の間は、

出席日数にあまり神経質にならなくても進級していくし、

卒業もできる。

9年間もある長い義務教育期間で、

学校へ行かない時期があったからといって、

その後の人生が終わってしまうわけではない。

一日でも欠席すると、

「皆勤賞」はもらえないかもしれないけど、

デメリットはそれくらいだと腹をくくって、

子どもが行きたくないというのであれば、

しょうがないなあ~と軽くうけとめて、

学校には電話しておいてあげるよ、といういい加減さが、

時には必要なのではないかと感じることがよくあります。

 

「行くのなら行く、行かないのなら行かないとはっきりさせなさい」

などと迫ってしまうと、

学校へ行くことがゼロか100かの選択になってしまって、

時々行くけど時々休む、みたいなグレーな存在が許されなくなってしまう。

 

もちろん、不登校の原因にはいろいろあり、

周りの大人が動いて対処しなければならないことも多い。

だけど、いったん「不登校」のレッテルをはってしまうと、

復帰がものすごくハードルが高くなってしまって、

不登校の理由として、

「学校に行かない時期が長かったからきまずい」ということが加わってしまう。

 

親としては、学校には毎日行ってほしい、という気持ちがあり、

あせりも生じるでしょうが、

ぜひ、そこをぐっとこらえて、

いったんは、「行きたくない」という子どもの気持ちを受け止め、

「来るのか来ないのか」と決断を迫る学校との間の緩衝材になる覚悟も、

時には必要なのではないでしょうか。

 

次回は、「不登校の理由をさがすこと」について書いてみたいと思います。

アート英語学苑

海住さつきでした。

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