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不登校と向き合い成長していった子どもたちの物語 3 家族の予定を優先させて学校を休むことから始まったSさんのホームスクーリング

小学校のころから、

家庭の方針で「学校より家族の予定を優先する」ため、たびたび欠席を繰り返していたSさん。

大人と一緒に行動することが多かったため、語彙も豊富で、

自分の意見をはっきり述べる小学生に成長し、

しばしば先生と衝突。

親も呼ばれて何度も面談を繰り返すうちに、

親子ともども「こんな不毛な話し合いをしている時間がもったいないから、学校に頼らず勉強していこう」

と決め、中学の入学式の日に、

「うちの子は学校に通学させません」

と宣言、

本当に一日も登校することなく卒業した。

 

不登校というと、「ひきこもり」のイメージが強いが、

Sさんは真逆。

実にアクティブに、

興味のわくまま、

会いたい人がいれば突撃するし、

勉強を教えてくれるところがあれば、

どんどん出かけていった。

中学生が昼間に街をうろうろしていると、

結構な確率で補導されてしまうので、

お母さんが常に一緒に行動した。

 

「高校は海外の学校に行きたい」と決めていたので、

留学して困らない英語力を身に着けたいということで、

アート英語学苑にやってきた。

これは大変不都合な真実であるが、

学校に行っていると、

学校の教科書の進度にあわせなければならず、

逆に英語の勉強が停滞するのだが、

Sさんはその心配がないので、

思いっきり勉強した。

学校の教科書では、読み書きが中心になるが、

海外の学校でついていくためには、

まずリスニングとスピーキングが必要になるので、

そちらを重点的にやった。

高校生の娘を海外の学校にやる(短期留学ではなく、おそらく日本に帰ってこない覚悟で)ため、

まず、安心できるホームステイ先をさがし、

それから学校を決めた。

 

娘の中学3年間は、

お母さんは自分の時間は皆無だったと思う。

しかし、

「学校へ行かずに娘の成長をサポートする」

と決めた時に、

お母さんのスイッチが入ったのだろう。

 

まだまだ、家庭で子どもに教育する環境が整っていない日本で、

完璧にホームスクーリングをこなすのは大変だが、

できないことではない。

学校が子どもに合わないと思ったら、

その現実を受け入れ、できることをすべてやるしかない。

 

今も、そんな環境でがんばっている人はたくさんいる。

悩んでいないで、一歩踏み出してください。

 

アート英語学苑

海住さつきでした。

 

 

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