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不登校の子を持つ親にできること 2 子どもの好きにさせる?
こんにちは。アート英語学苑の海住さつきです。
子どもが不登校になったばかりの時期は、
親もいろいろと試行錯誤して子どもに働きかけをするのですが、
不登校が長くなると、
長い長い「何もしないでただただ様子見」の時期がおとずれます。
何もしていないわけではない。
何かしなければとあせる気持ちはある。
しかし、
子どもに「そろそろ学校行ってみる?」
「何かやりたいことはないの?」
「進路どうする?」
などなど、
よびかけても反応なし。
全く無視されることもあれば、
「来週になったら行くよ」
「明日の朝考える」
「ボクも考えている」
などという言葉で、
将来に含みを持たせた返答をされれば、
親としては待つしかない。
だけど、何も変わらず。
ああ、また、だまされたか。
いや、だましたわけではない。
一番苦しいのは子どもなんだから、
親の私がここで怒ってはいけない。
ここまで待ったんだから、
とことん待とう。
何もしない、
何も起こらない時というのは、
その時はものすごくゆっくりなのに、
振り返ってみるとあっという間で、
学校へ行かないまま学年だけがあがっていく。
何もしないで、
子どもの好きにさせるということは、
こういうことです。
学校へ行きたくないという子どもに、
何が何でも行かせるというのは間違っているけれど、
何もしたくないという子どもを、
放っておいて、ほんとに何もしない無気力な状態に置き続けることも、
同じく間違っている。
なぜなら、
子どもは成長する存在で、
刺激を受けることで学びへの意欲をかきたてる働きかけをするのが、
大人のつとめだから。
・・・ということで、本日の結論:
子どもの好きにさせるということは、
子どもに何のはたらきかけもしなくてよいということではない。
海住さつきでした。
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