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不登校と向き合い成長していった子どもたちの物語 9 室温18度を要求して不登校になったJさん
「教室のエアコン壊れてるんですか?」
電話を取るといきなりJさんのお母さんに詰問された。
いえ、正常ですが。
「うちの子は、汗腺が開かない体質なので、自宅では24時間エアコンかけっぱなしなんですよ。
室温18度に設定してください」
18度?
さ、寒すぎませんか?
さすがに18度に常時設定は無理なので、
エアコンの風が直撃する場所をJさんの席とし、
常に強風にして、さらに、扇風機も回すことでしばらく様子をみてもらうことにした。
業務用の大型エアコンを強風にしたら、
めっちゃ冷えたらしく、
「先生、寒いのでもう少し温度上げてください」
とJさんが言うくらいで、
ひとまず室温問題はクリアした。
が、しかし、
学校はそうはいかなかったらしい。
まず、エアコンを入れる日が決まっているし、
室温18度には設定できないし、
教室はそうでなくても人が多くて暑いし、
「汗腺が開きません」とか言っても取り合ってもらえず、
Jさんは体調を崩してしまった。
きっかけはどんなことでも、
学校というのは継続して行かないと、
行きづらくなる場所なのだ。
そんなこんなで、
Jさんは他には理由はなかったのだけど、
不登校になってしまう。
それでも塾は通い続け、
テストの時とか、エアコンいらない時期に出席日数かせぐとかで、
受験をのりきった。
暑い時期にエアコン聞かない部屋に閉じ込められると、
ふらふらするというのは私もよくわかるので、
生命の危険を冒してまで行く必要はないと思う。
・・・ということで、本日の結論:
学校はよっぽど体が丈夫でないと生存が厳しい場所です。
アート英語学苑
海住さつきでした。
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